収入トピック
■ プロ野球選手の年収・収入事情(メジャー)
プロ野球選手の年収や収入事情は、選手の実力や人気、所属するリーグやチームなどによって異なります。以下は一般的な傾向と例ですが、具体的な数字は時期や選手個人によって変動する可能性があります。
- プロ契約の種類:
- メジャーリーガー(MLB): MLBは世界的な舞台であり、トップ選手は高額な契約を結ぶことができます。トップ選手は複数年契約で数億ドルの契約を締結することもあります。
- NPB(日本プロ野球): 日本のプロ野球選手の年収は、一線級の選手であってもMLBに比べると低めですが、トップ選手は数億円以上の年収を得ることがあります。
- 選手の実力や人気:
- チームの中で重要な役割を果たすスター選手は、他の選手よりも高い年収を得ることが一般的です。
- 人気選手はスポンサーシップや広告収入などで、年棒以上の収入を得ることができる場合があります。
- 契約期間やキャリアーの長さ:
- 一般的に、契約期間が長いほど、安定した収入が得られます。
- 長期間にわたって一定の成績を収めプレーし続けることで、選手は経験や実績を積み重ね、収入を増やすことができます。
- ポジション:
- 投手は通常、他のポジションよりも高い年収を得る傾向があります。特にクローザーやエース級の投手は高額な契約を結ぶことがあります。
- スポンサーシップや広告収入:
- 人気選手は、スポーツメーカーや企業とのスポンサーシップ契約や広告出演によって、追加の収入を得ることができる場合があります。
【写真】平均年棒は、20年間で2倍以上増大
メジャーリーグに限っていえば、2022年時点では、平均年収が441万ドル(約5億7500万円)と年々高まってきています。2023年度はインフレの影響で過去最高額の490万ドル(15%上昇に加え、日本円の価格低下で、約7億3400万円まで高騰)。2003年時点では、平均年棒279万ドル(当時のレートで約2億9000万円)程度でした。直近20年間で約2.5倍も増えています。
2023年現在では、年棒トップ10に入る選手の年棒は、3400万ドル(49.3億円)以上です。またメジャーの歴代最高年俸は、マックス・シャーザー投手の53.7億円です。
日本人最高額は、大谷翔平選手で2023年シーズンは、3000万ドル(43.5億円)です。大谷選手の場合、グランド以外での収入(スポンサー契約料、メディア・広告出演)が大きく、3500万ドル(50.7億円)にものぼり、総収入額は、現役メジャーリーガーの中でもトップになると見積もられています。
■ 納税額に基づいた推定年収
【写真】 入団年に高額納税者リスト入り
【 黒田博樹 (プロ野球)さんの推定年収 】
- 年度 / 順位 / 年収額 (万円)
- 1997 / 19位 / 20085
関連記事高額納税額 (1983年~2004年)
※ 自治体から公表されたデータに基づいています
黒田博樹さんは、1997年に高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、2億85万円です。
1997年といえば黒田選手が広島カープに入団した年で、1億円の契約金が入ってきたと考えられています。
初年度の年棒は1300万円。注目された選手ですがルーキーイヤーに年間何千万円のスポンサー契約、メディア・広告出演の依頼はなかったと考えられます。
そのため黒田選手の場合、節税することなくきっちりと税金を納めたと考えられます。(※個人事業主に近い芸能人・スポーツ選手の場合、納税額の3倍で大まかな推定年収を計算している)
■ 黒田博樹さんの年収
- 1997|23歳 |1,300万円 ‐ 契約金1億円
- 1998|24歳|1,800万円
- 1999|25歳|1,500万円
- 2000|26歳|2,000万円
- 2001|27歳|3,500万円
- 2002|28歳|7,200万円
- 2003|29歳|9,000万円
- 2004|30歳|1億2,500万円
- 2005|31歳|1億1,500万円
- 2006|32歳|2億円
- 2007|33歳|3億円
-
2008 |34歳 |774万ドル
-
2009|35歳 |1,243万ドル
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2010| 36歳 | 1,543万ドル
-
2011 |37歳 |1,200万ドル
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2012| 38歳 |1,500万ドル
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2013 |39歳 |1,500万ドル
-
2014 |40歳 |1,600万ドル
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2015 |41歳 |4億円
-
2016 |42歳 |6億円
黒田博樹選手は、ドラフト2位で広島カープに入団。日本球界で活躍すると、07年に海外FA権を行使し、08年からドジャースとの3年契約で総額3530万ドル(約39億円)の大型契約を結んでいます。その後も実績を残しメジャーでの最高年棒は、1600万ドル(当時のレートで約20億円)。日本プロ野球での最高年棒は、6億円(当時の球界最高年棒)です。
■ 黒田博樹さんの近年の主な仕事
【写真】現在は球団アドバイザーとして活躍
日米通算203勝という実績はもちろん、マウンドでの姿、さらに生きざまもファンの心を打った黒田選手。広島東洋カープで3人目となる永久欠番選手となったほか、2023年から広島の球団アドバイザーを務めています。
過去にメジャーで年棒20億円以上のオファーを断り古巣である広島に復帰したとだけあって、球団関係者や広島ファンからの信頼は厚いようです。
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