「 千代の富士 (大相撲) 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■ 千代の富士 さんのプロフィール

千代の富士 貢は、1970年代から1990年代初頭にかけて活躍した大相撲力士。北海道松前郡福島町出身。第58代横綱。昭和最後の大横綱。位階は従四位。血液型はA型。

■ 千代の富士 さんの経歴

千代の富士(チヨノフジ)　元横綱。1955年6月1日生まれ、北海道出身。1970年、秋場所で初土俵を踏む。74年、九州場所で新十両。翌年秋場所で新入幕を果たす。81年、初場所で初優勝し大関に昇進。同年、名古屋場所後に第58代横綱に昇進。89年、秋場所通算968勝の最多記録を達成し、国民栄誉賞を受賞。91年の現役引退後は、九重部屋を継承。昭和後半から平成の初めにかけて国技を支えた偉大な力士の一人。16年7月、膵臓がんのため、死去(享年61歳)。

収入トピック

■ 力士（お相撲さん）の年収・収入事情

（写真）関取（70人）以外は、給料なし

力士の収入源は、大きく3つあります。

① 力士の基本給（一定額支給）

十両以上の力士（関取）の年収（基本給）は、1300万円～3600万円です。横綱、大関以下の幕内力士、それに十両の関取には毎月給与が支給されます。横綱の給与が月額300万円、年額では3600万円です。大関の給与が月額250万円、年額では3000万円です。関脇、小結の三役が月額180万円、年額2160万円です。幕内が月額140万円、年額1680万円、十両が月額110万円、年額1320万円です。ボーナスはありませんが、賞金がボーナスの代わりです。

（写真）旗1本で3万円

② 力士の賞金・報奨金

基本給にプラスされる各種手当と賞金も、成績が良く番付の高い力士ほど多くもらっています。各場所で優勝すれば1,000万円の賞金が与えられるほか、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の賞金が200万円。商品名や企業名が描かれた旗が土俵に立つと、1本につき3万円が力士に入るそうです。

③ 力士の副収入

広告やメディア出演に伴う契約料や出演料も力士の収入となります。現役力士がCMやテレビ特番に出ているケースは数は少ないですが、過去に白鵬や欧洲、高見盛などは大手食品メーカーのCMに出演しています。そのため出演自体は認められているようです。また力士には、タニマチという「無償の個人スポンサー」がついているケースがあります。タニマチにもいろいろありますが、力士との食事1回50～100万、外遊1回300万（経費はタニマチ持ち）の他、優勝した際に多額の金銭を包むケースもあるようです。人気力士が億超えという収入を得ているのは、こういった副収入があるからでしょう。

ちなみに、幕下以下の力士は、給与がありません。本部（各部屋）から育成員手当が少額（年間50万～100万）貰えます。食事つき、宿つきの大部屋で共同生活をしているため、手当の中から生活費を捻出しなくても良いそうです。

■ 納税額に基づいた推定年収

（写真）気迫あふれる土俵「小さな大横綱」と称された千代の富士

千代の富士さんは、1998年に高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、9660万円です。

■ 千代の富士さんの年収

千代の富士さんの推定年収は、1981年~1989年で7400万円~9600万円です。1998年にも1億円近い収入があったようです。

第58代横綱として1981年9月から1991年5月まで在位。 生涯戦績は1045勝437敗、31回の幕内優勝を飾りました。力士の最高位横綱の年収が3600万円ですが、千代の富士さんは賞金や報奨金に加えて、人気があったため、副収入も多かったと考えられます。

引退する力士に支給されるものに、「特別功労金」という制度もあります。千代の富士さんは、功労金1億円に加えて養老金約4000万円（推定）も支給されたと言われています。相撲史に燦然と輝く成績を残し、稀代の大横綱と言われていただけに、その功績をたたえての厚遇だったようです。

■ 千代の富士さんの近年の主な仕事

千代の富士の四股名で活躍した九重親方は、2016年7月31日、すい臓がんのため、東京都内の病院で亡くなりました。享年61歳でした。

九重親方は、相撲界で初めて国民栄誉賞を受賞した「昭和の大横綱」。 鋭い眼光と厳しい取り口から「ウルフ」というニックネームで親しまれました。

車トピック

■ 千代の富士 愛車

千代の富士さんの愛車は、トヨタ・アルフォード。本人は運転しないため、移動車の可能性が高いです。

力士の免許取得は許可されています。 実際、若手の頃や引退間近のタイミングで教習所に通う力士は多いとされています。 ただし、免許を取得しても現役中の力士は運転が禁止されています（相撲協会の規定で明記）。

千代の富士さんは、現役時代も親方時代も移動車で移動しています。

総資産トピック

■ 千代の富士 資産

（写真）タニマチや後援会の人達を優勝を喜ぶ千代の富士

千代の富士の資産に関しては不明です。第58代横綱にして稀代の大横綱として非常に人気がありました。

横綱時代の給料は固定で約3500万円ですが、活躍に応じて手当がつくので、大体１億円前後になるケースが多いようです。人気があれば、メディア出演などで副収入を得ることも可能です。

相撲会は特殊で、給与をもらっても支出が少なくすむため、他のスポーツ選手よりもお金は溜まりやすいそうです。

稽古や自主トレにお金はかかりませんし、タニマチや後援会があるため、食事に誘ったり、衣服や回しなども用意してくれます。後輩力士におごってあげる場合も自身の給与からではなく、懸賞金やタニマチ・後援会を通じて行えばすみます。

相撲でいい成績を残した場合、協会の賞金だけでなく、タニマチの方からご祝儀を貰うことも。景気のいい時代のご祝儀は、ウン千万円が包まれた風呂敷だったとのエピソードがあります。

本来ご祝儀も収入として記載しないといけませんが、当時はこっそり懐にいれていた（間接的にいただいていた）ケースも多く、人気力士の総収入は不明です。

千代の富士はタニマチや後援会組織も充実していたため、そういった外部からいただく収入も多かったと考えられます。