「 石原裕次郎 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■ 石原裕次郎 さんのプロフィール

石原 裕次郎は、日本の俳優、歌手。兄は、芥川賞を受賞した小説家で政治家の石原慎太郎。石原プロモーション創立者で、初代代表取締役社長兼会長。ヨットマンとしても活動していた。昭和を代表する俳優・タレントとされている。

■ 石原裕次郎 さんの経歴

大学在学中から、俳優を目指し東宝と大映、日活のオーディションを受けるも全て不合格。しかし1956年に、映画プロデューサー水の江瀧子と兄・慎太郎の推薦があって、慎太郎の芥川賞受賞作『太陽の季節』の映画化の端役で映画デビュー。その後、慶応義塾大学を中退して日活に入社。

『太陽の季節』に続いて製作された、同じく慎太郎原作の映画化作品『狂った果実』では、後に妻となる北原三枝を相手役に主演。その後は歌手・俳優として活躍し、主演映画が連続ヒットし、瞬く間に昭和を代表する日本最高のスターの一人となったが、ケガや病気に苦しんだ一生でもあった。1963年に石原プロモーションを設立。1970年代以降は映画から離れ『太陽にほえろ!』、『大都会』などテレビドラマで活躍した。

収入トピック

■ 女優・俳優の収入・年収事情

女優・俳優を職業にするには、高い演技力と運、精神力などが必要です。下積み時代は年収100万円以下のケースも多いですが、ひとたび人気者になると、若くして年収が億を超えるケースも存在します。

とある芸能メディアの調査では、女優・俳優の平均年収は980万円とも推測されています。これは一定の水準を超えたプロの方を対象とした場合で、女優・俳優業だけで食べていけない方も多くいるため、そういった方々まで対象に入れた場合、平均年収は大幅に下がると考えられます。

次に、俳優・女優の収入源は多岐に渡ります。

1. 映画やテレビドラマの出演料: 俳優・女優は作品ごとに報酬を得ます。この額は作品の規模や予算、俳優自身の知名度によって変動します。
2. 舞台出演料: 俳優・女優は舞台演劇に出演する際にも出演料を受け取る場合があります。
3. 声優活動: アニメやアニメーション映画、ゲームなどで声を担当する声優としての活動も収入源となります。
4. スポンサーシップや広告契約: 一部の有名俳優・女優は、ブランドや企業との提携によって収入を得ることがあります。
5. テレビ広告やCM出演料: 一部の俳優・女優は商品やサービスの広告に出演し、その際に報酬を得ることがあります。
6. 著作権（映像） 作品が再放送されたり、映像ソフトが販売される際に、俳優は一定の著作権料を受け取る場合があります。
7. 脚本執筆や監督などの副業: 一部の俳優は脚本を執筆したり、映画の監督など、他の芸能系の役職でも収入を得る場合があります。
8. イベント参加: 一部の俳優は公開イベントやファンミーティングなどに参加し、それによって収入を得る場合があります。
9. 所属事務所からのサポート: 一部の俳優は所属事務所から契約に基づくサポートを受けることがあります。これはプロモーションやキャリアの相談などを含みます

映画の出演料は主演級で1本、100万~300万円（劇場公開作品レベル）がほとんどで、超大作で連続主演を果たす大物に限り、500万円~1000万円に到達することもあります。民放大手ドラマも同様に、主演級の出演料が1話30万円~150万円がほとんどです。超人気シリーズに連続出演する主役の場合は、1話300万円~500万円など高額になりますが、ほんの一部の例です。

圧倒的に稼ぎが大きいのが、企業の広告関係のお仕事です。ブランドの広告塔やテレビCM出演などが最たる例で、全国区のCＭにメインで出演となれば、駆け出しの俳優・女優であっても、1本500万円~。人気俳優・女優であれば、2000万円以上、国民的な大物俳優・女優ともなれば、7000万円~１億円を越えるケースも確認されています。

映画・ドラマに何本も出演するよりも、CM1本に出演する方が、遥かに稼ぐことが出来ます。ただし全国区のCM出演は、映画やドラマ作品に出演するよりも遥かに競争力が高いお仕事です。

そのため一般的な芸能事務所は、映画・ドラマ・番組出演などを通じて俳優、女優の人気度・知名度を上げ、企業の広告関係のお仕事につなげることで、投資分を回収しているようです。

※ 1億円稼いでいる人気女優をケースを上げれば、年間で映画に主演で1本、民放連続ドラマに主演級で2本（各10話）その他宣伝のため、雑誌や番組出演などを含めて5000万円。CMに5本出演（1本4000万円）で2億円。そこから経費を差し引いた利益を事務所と折版して1億円が女優の収入となります。

■ 納税額に基づいた推定年収

（写真）死後30年経った現在でも愛される昭和の大スター

石原裕次郎さんは、1975年～1986年に高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、6400万円～2.4億円です。

1975年以前からランクインしていて、1987年に52歳で亡くなり続けるまでランクインしていました。

昭和の大スターとだけあって、上位でランクインしています。

石原は、 石原プロモーション創立者で、初代の社長兼会長を務めていましたので、正確な収入額は不明です。

個人としても高額納税が必要なほど収入があったことは確かですが、自身の会社を通じて得た実際の収入はさらに大きかったと考えられます。

■  石原裕次郎 推定年収は？

（写真）映画・ドラマ製作会社「石原プロモーション」

石原裕次郎さんの推定年収については、生前の情報に基づいてお伝えします。

生前、石原さんは日本を代表する俳優であり、また歌手としても活躍しました。そのため、複数の収入源があり、全盛期の推定年収は数億円に上るとされています。

石原さんは日活所属の俳優であるだけでなく、自身で映像制作会社「石原プロモーション（以後、石原プロ）」を所有していました。

石原プロは、自社で映画を制作していましたが、映画産業の斜陽化の煽りも受け、一時は8億円近い負債を負います。その後はテレビドラマ『大都会』及び『西部警察』シリーズを制作で成功し、負債を完済したのみならず約30億円に上る資産を築き、再建に成功したそうです。

■  石原裕次郎 収入・収入源は？

（写真）石原裕次郎さん 主演映画

石原さんの主演映画のギャラは、１本1000万円と超高額。初任給はサラリーマンで2～3万円というような時代にです。

現在の映画界でも、主演で1本1000万円のギャラを貰うケースは、ごくわずかです。

石原さんは、当時の日活のドル箱スター。いかに高待遇で出演していたかが分かります。

日活の先輩俳優には裕次郎さんもいたが、ここで高橋は「ちなみに石原裕次郎さん主役です。（映画）1本1千万円です」と語ると、その破格の値段に加藤浩次は思わず笑い出し、YOUはイスから滑り落ちそうに。島崎は「映画スターってケタ違いなんですね」と驚いていた。引用）高橋英樹、石原裕次郎さんのギャラ金額を告白！映画1本1千万円

家トピック

■ 石原裕次郎 さんの自宅

石原裕次郎氏の自宅は、東京都世田谷区の高級住宅街に建つ豪邸です。

高級住宅街として知られる世田谷区成城に約500坪という広大な土地を確保して建てられた豪邸です。

現在は1坪あたり約200万円と言われている事から、敷地だけで約10億円もの価値がある事になります。

■ 石原裕次郎 さんの別荘

石原さんは、ハワイの海沿いに建つプール付きの別荘を所有していました。

ハワイが大好きだった芸能人の一人で、頻繁に訪れているためか、大きな別荘まで持っていたそうです。

別荘があったのはハワイの高級住宅街として知られるカハラの一等地で、お値段は約 5 億円。

ほかにも山梨県の山中湖に別荘を所有していたとの噂がありますが、調査中です。

車トピック

■ 石原裕次郎 運転免許は持っている？

石原裕次郎さんは、運転免許を保有していました。公の場でも自らの愛車を運転する姿がしばしば報道されていました。

■ 石原裕次郎 愛車は？

(写真)石原裕次郎さんの愛車「メルセデス・ベンツSL300」

石原さんの愛車として有名なのが「ベンツ300Lガルウィング」。第二次世界大戦後にベンツが最初に開発したスポーツカーで生産台数は140台。そのため石原さんが乗っていた頃、日本にあったのは2台だけ。ちなみにもう1台を所有していたのはプロレスラーの力道山さんだったそうです。

石原さんはメーカーに依頼してヘッドライトを縦長にカスタマイズ。そのため世界に1台しかない超限定車だそうです。

(写真) ロールス・ロイス社の1977年式 「シルバーシャドウ」

石原さんの愛車として有名なもう１台は、ロールス・ロイス社の１９７７年式 「シルバーシャドウ」。

平成２９年８月に閉館 となった石原裕次郎記念館（小樽）から小樽市に寄贈され、現在は 総合博物館本館の自動車展示館に展示されています。

兵庫県出身の石原さん。海運会社に勤務していた父親の転勤により、幼少期を小樽で過ごしたとがあります。そのため第２の故郷として小樽を愛していたそうです。

総資産トピック

■  石原裕次郎 資産は？

（写真）大スターは死後に生み出す価値も大きい

石原裕次郎さんの具体的な資産額については、公には明らかにされていないため、正確な数字をお伝えすることはできません。

石原さんは日本を代表する俳優として活躍し、国際的にも知名度が高かったです。その成功によって一定の資産を築いている可能性はあります。

過去に公表された金額は17.5億円。ただし法人名義で所有していた資産も多くあったことに加え、「石原プロ」として多数の版権を所有しているため、死後に石原さんが生み出した価値も大きいでしょう。

そういった間接的な資産を加えると、最低でもその倍はあるのではないでしょうか。

関連記事「 美空ひばり 」資産データ徹底調査

※ 石原さんと同じく昭和の大スターである「美空 ひばり」さんも、死後に生み出した価値が大きいことが分かっています。

■  石原裕次郎 資産

昭和62年7月、肝細胞ガンで石原さんが死亡した際には、遺産総額が公示されました。詳細は以下の通りです。

 

総額は17億4800万円で、妻のまき子さんが16億7000万円、母親の光子さんが7,500万円を相続し、相続税額は計5億円。公示によると、相続財産の大半は世田谷区の豪邸と近くの自宅の計約2,000平方メートル。この土地は地価数十億円とされるが、相続税の課税基準の路線価格が１平方メートルあたり約60万円で、計約12億円と算定された。またハワイ・オワフ島の別荘が約1億円。さらに石原プロなどの株が4億円で総額17億円。このほか、大型クルーザーヨット（時価4億円以上）をはじめ、ロールスロイス、ベンツなどをもっていたが、法人名義で直接の課税対象にならなかった。引用）遺産相続物語 1992年