「 渥美清 (寅さん) 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■ 渥美清 さんのプロフィール

渥美 清は、日本のコメディアン、俳優、歌手。本名：田所 康雄。代表作『男はつらいよ』シリーズで、柴又育ちのテキ屋で風来坊の主人公「車 寅次郎」を演じ、「寅さん」として広く国民的人気を博した昭和の名優。没後に国民栄誉賞を受賞している。

■ 渥美清 さんの経歴

中学卒業後、新派軽演劇の座長に誘われ、「阿部定一代記」で初舞台を踏む。様々な劇団を渡り歩いたのち、1951年から浅草六区の百万ドル劇場の専属コメディアンになる。53年に浅草フランス座に入り、56年頃からテレビへ進出。コメディ番組「若い季節」やバラエティー・ショー「夢であいましょう」などで活躍し、お茶の間の人気者となる。

(写真) 「男はつらいよ」全50作品で主演を担当

主役を演じたTVドラマ「大番」（62）が大当たりし、翌年の主演映画「拝啓天皇陛下様」（63）も評判を呼び、俳優としての地位を確立。68年、山田洋次脚本の連続ドラマ「男はつらいよ」に、主人公・車寅次郎（寅さん）役で出演する。同ドラマは高視聴率を記録し、翌年には山田洋次監督がメガホンを取り映画化。以降、国民的人気映画として28年間で49作（特別篇含む）にわたる長寿シリーズとなり、ギネスブックにも認定された。96年8月4日に68歳で死去。没後、96年には国民栄誉賞を受賞した。19年、「男はつらいよ」シリーズ50周年を記念して50作目「男はつらいよ　お帰り　寅さん」が製作された。

収入トピック

■ 女優・俳優の収入・年収事情

女優・俳優を職業にするには、高い演技力と運、精神力などが必要です。下積み時代は年収100万円以下のケースも多いですが、ひとたび人気者になると、若くして年収が億を超えるケースも存在します。

とある芸能メディアの調査では、女優・俳優の平均年収は980万円とも推測されています。これは一定の水準を超えたプロの方を対象とした場合で、女優・俳優業だけで食べていけない方も多くいるため、そういった方々まで対象に入れた場合、平均年収は大幅に下がると考えられます。

次に、俳優・女優の収入源は多岐に渡ります。

1. 映画やテレビドラマの出演料: 俳優・女優は作品ごとに報酬を得ます。この額は作品の規模や予算、俳優自身の知名度によって変動します。
2. 舞台出演料: 俳優・女優は舞台演劇に出演する際にも出演料を受け取る場合があります。
3. 声優活動: アニメやアニメーション映画、ゲームなどで声を担当する声優としての活動も収入源となります。
4. スポンサーシップや広告契約: 一部の有名俳優・女優は、ブランドや企業との提携によって収入を得ることがあります。
5. テレビ広告やCM出演料: 一部の俳優・女優は商品やサービスの広告に出演し、その際に報酬を得ることがあります。
6. 著作権（映像） 作品が再放送されたり、映像ソフトが販売される際に、俳優は一定の著作権料を受け取る場合があります。
7. 脚本執筆や監督などの副業: 一部の俳優は脚本を執筆したり、映画の監督など、他の芸能系の役職でも収入を得る場合があります。
8. イベント参加: 一部の俳優は公開イベントやファンミーティングなどに参加し、それによって収入を得る場合があります。
9. 所属事務所からのサポート: 一部の俳優は所属事務所から契約に基づくサポートを受けることがあります。これはプロモーションやキャリアの相談などを含みます

映画の出演料は主演級で1本、100万~300万円（劇場公開作品レベル）がほとんどで、超大作で連続主演を果たす大物に限り、500万円~1000万円に到達することもあります。民放大手ドラマも同様に、主演級の出演料が1話30万円~150万円がほとんどです。超人気シリーズに連続出演する主役の場合は、1話300万円~500万円など高額になりますが、ほんの一部の例です。

圧倒的に稼ぎが大きいのが、企業の広告関係のお仕事です。ブランドの広告塔やテレビCM出演などが最たる例で、全国区のCＭにメインで出演となれば、駆け出しの俳優・女優であっても、1本500万円~。人気俳優・女優であれば、2000万円以上、国民的な大物俳優・女優ともなれば、7000万円~１億円を越えるケースも確認されています。

映画・ドラマに何本も出演するよりも、CM1本に出演する方が、遥かに稼ぐことが出来ます。ただし全国区のCM出演は、映画やドラマ作品に出演するよりも遥かに競争力が高いお仕事です。

そのため一般的な芸能事務所は、映画・ドラマ・番組出演などを通じて俳優、女優の人気度・知名度を上げ、企業の広告関係のお仕事につなげることで、投資分を回収しているようです。

※ 1億円稼いでいる人気女優をケースを上げれば、年間で映画に主演で1本、民放連続ドラマに主演級で2本（各10話）その他宣伝のため、雑誌や番組出演などを含めて5000万円。CMに5本出演（1本4000万円）で2億円。そこから経費を差し引いた利益を事務所と折版して1億円が女優の収入となります。

■ 納税額に基づいた推定年収

渥美清さんは、1977年から1994年にかけて高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、6000万円 ~ 1億8981万円です。

■  俳優 渥美清 推定年収は？

渥美清さんは、国民的人気映画で主演をつとめる人気俳優として活躍しました。

日本映画史上類を見ない高額なギャラを得ていて、最盛期には億単位の年収を得ていたと推測されています。

13年間にもわたって高額納税者リストに上位でランクインしていたため、大きな稼ぎがあったことは間違いないでしょう。

■ 『 男はつらいよ 』 出演料はいくら？

（写真）男はつらいよシリーズの主役

渥美清さんの代表作『 男はつらいよ 』出演料はいくらでしょうか？

同作は人気シリーズとはいえ、国内映画のギャラは、製作品に応じて明確に上限が存在します。渥美さんの出演料は、報道で1本5000万円とも1億円とも言われていましたが、メディアによって盛られている可能性が高いです。松竹スタッフのリーク情報によると、3000万円から4000万円だったといわれています。

国内映画産業では、主演で100万～300万。話題作の主演で500万～1000万。超大作の連続主演で2000万という価格帯が報告されています。松竹スタッフのリーク情報をもとにすると、渥美さんは規格外のギャラを得ていたことが分かっています。

また渥美さんは、寅さんとして国民的人気者になることで、当時のTVドラマやCMなどにも出演しています。映画以外でのタレント仕事もこなすことで、大金を稼いでいたと考えられます。

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※ 国内映画は、劇場公開作品であっても平均制作費は、3.5億円。1人のキャストに何千万円もの出演料を用意することは容易ではありません！

家トピック

■ 都内に２つの自宅を所有

渥美清さんの自宅は、東京都目黒区の一軒家と、渋谷区代官山の賃貸マンション(東急アパート)です。

目黒区の自宅は、190㎡の2階建てです。都内の超一等地にありますが、建物自体は比較的一般的な住宅です。

また、渋谷区のマンションを仕事部屋・勉強部屋として利用していたそうです。撮影期間中は、その部屋に一人でこもることが多かったそうです。

渥美さんは仕事をプライベートに持ち込まないことでも有名です。目黒区の自宅に仕事仲間を呼ぶことはなく、家で仕事もすることも一切なかったようです。

そのため、必然的に2つ自宅が必要だったのかもしれません。

車トピック

■ 渥美清さんは車を持っていない

（写真）『男はつらいよ』シリーズ

『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督のエッセーによると「寅さんを演じた渥美清氏は、私生活でも車を持たなかった」とのこと。

寅さんが劇中で運転しているシーンは見られず、助手席や運転席に座っているシーンがほとんどなのは、そのためです。

渥美さんの私生活においても、自身の愛車に関する公開情報や目撃情報はありません。

プライベートでは質素な生活を行ない、車は一台も持っていなかったそうです。また仕事現場への移動には、送迎車を使っていたようです。

総資産トピック

■ 俳優 渥美清 資産は？

(写真) 2021年現在も、サントリーコーヒー「BOSS」にCM出演

渥美清さんの正確な資産額は公には知られていません。残念ながら1996年に亡くなっていますので、具体的な資産額の算出は不可能です。

渥美さんは国民的な俳優として長年にわたり映画シリーズ、テレビドラマ、TV番組などで活躍し、多くの作品に出演してきました。また広告やCMにも出演しています。これらの活動から得られる収入によって資産が形成されていると考えられます。

渥美さんは、全盛期に高額収入を得ていたことや、車1台も所有しない質素な生活を送っていたことを加味すると、稼いできた収入の多くは資産となっていると考えられます。

渥美清さんには、田所健太郎さん、田所幸恵さんという2人の子供がいます。資産の行方に関しては、特別な取り決めがない場合は、奥様や子供たちに相続したと考えられます。