「 池田理代子 (漫画家) 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■ 池田理代子 さんの経歴

池田 理代子は、日本の漫画家・劇画家、声楽家・オペラ歌手、歌人。大阪府出身、千葉県柏市育ち、東京都渋谷区在住を経て現在は静岡県熱海市在住。血液型はAB型。

■ 池田理代子 さんの経歴

（写真）『ベルサイユのばら』連載時の池田理代子さん ※当時25歳

東京教育大学(現・筑波大学)在学中の1967年に「バラ屋敷の少女」でデビュー。1972年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前の人気を博す。

1980年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。1995年、47歳で東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出や台本も手掛ける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。歌人としても知られ、2020年に第一歌集『寂しき骨』(集英社)を上梓。2021年8月にはフィンランドにおいて新作オペラ『眠る男』が上演予定。

収入トピック

■ 漫画家の年収事情

単行本を出版している漫画家の平均年収は360万円。どこかの雑誌で連載を持っている漫画家の平均年収は500~600万円だそうです。人気週刊誌に何年も連載を持つ漫画家は数千万円~数億円の収入があります。平均的な値ですので、多くの漫画家は、ギリギリな経済状態で漫画を描いているそうです。

漫画家の収入源は、大きく3つあります。

① 原稿料

週刊誌、月刊誌に連載する際の原稿料です。大手雑誌の人気漫画家であれば1ページ2万円～3万5000円前後が多く、生活するのにも問題ないくらいの原稿料が受け取れます。週刊誌の場合、平均して1か月で150万円、年間で1800万円ほどの収入となるようです。

② 単行本コミックスの印税収入

印税は出版社や契約によっても違いますが、一般的には8％～12％ほど。500円の漫画本が売れたら、40-50円貰えるそうです。年間100万部売れた場合、4000万円~5000万円の印税収入が見込めます。売れっ子漫画家の作品は多くの読者に買われているので、その分印税も増えて収入も増えるようです。

③ 権利収入(原作使用料)

漫画作品が売れるとキャラクターのキーホルダーなどのグッズ・アニメ化やゲーム化、ドラマCDを作る企画が持ち上がります。このときに出る売上・利益の何％かは、原作者である漫画家にロイヤリティ(著作使用権)として支払われることになっています。具体的には、アニメが1話分放送されると、漫画家には10～15万円分入ってくる。ゲーム化されて1本売れると売り上げの3％が漫画家に支払われると言われています。映画化に伴う興行収入の何パーセントかは、原作者に還元されます。

■ 納税額に基づいた推定年収

(写真)ベルサイユのばらで大ヒット

池田理代子さんは、1976年に高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、1億6285万円です。

1972年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前の人気を博したことで、億を越える高額年収を得ていたことが判明しています。

当時のスポーツ選手No1、野球の王 貞治選手の年収が6400万円ですので、いかに売れっ子漫画家の稼ぎが大きかったことかが分かります。

20代で自身の著作権管理会社（有限会社 パワーアンビシャス）を設立。実妹が社長を務め、社員として給与を受け取っているそうです。

そのため高額納税者リストには記載されなくなりました。妹の管理する法人（会社）に収入の受け取り先を変えただけで、その後もしばらくは、多額の収入があったと考えられます。

■ 池田理代子さんの年収

（写真）「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展」※2022年

池田理代子さんは、近年でも一定の収入を得られていると考えられます。

代表作「ベルサイユのばら」は、単行本の発行による印税収入は少女漫画の中では国内17位（全体で157位）とまずまずな人気。

しかし原作がアニメ化・ドラマ化・舞台化されるなど様々なタイアップを実現している人気作品です。50周年を迎えても色あせることはありません。

原作者である池田さんの法人にも、契約に応じた原作使用料が入ってくると考えられます。

※ 池田さんは、2023年で75歳を迎え、現在は静岡県に移住。セミリタイア生活を満喫しながら、ときおりメディア等に出演しています。

■漫画印税ランキング

漫画印税 データ
	漫画名 「ベルサイユのばら」 発行部数：2000万部	157位 👑 推定 印税額 10.0億円

※ 発行部数に基づいた漫画印税ランキングにて、池田理代子先生の作品はランクインしています。

家トピック

■ 池田理代子さんの自宅

池田理代子さん、現在は静岡県熱海市在住です。

元々は東京都の一等地である原宿に、自宅兼アトリエとしてマンションを借りていました。

2017年から、静岡県熱海市のマンション（3LDKのマンション）で暮らしているようです。

車トピック

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総資産トピック

■ 池田理代子 資産 

（写真）コンサートを開催する池田理代子さん

池田理代子さんの資産額は不明です。

大ヒット少女漫画『ベルサイユのばら』『オルフェウスの窓』の作者として、最盛期には文化人枠で3本指に入るような高額納税を行っていました。

当時20代にして、年間１～2億円もの収入があったと考えられますが、世間で注目されたこともあってか、以降は、給料制の形をとっています。

一方で、これまでに稼いできたお金の大半を自身の夢（オペラ歌手、若手の育成）に投資してきたため、資産（貯金）は多くはないようです。

現在でも一定の収入があるそうですが、「お金を持ってあの世には行けないし、ぜいたくをして暮らすつもりもない」と私財の大部分を自身の夢に投じているそうです。

過去には、ベルサイユ宮殿の小劇場を貸し切り、自身のオペラコンサートを開催。チケット完売であっても赤字だったそうで、漫画家として稼いだお金で、オペラ歌手の夢を叶えているそうです。

資産はあまり多くありませんが、自身の事務所を通じて計画的に運用しているため、今後もお金に困ることはないと考えられます。

漫画のヒット作が多いので印税だけでも悠々自適な生活でしょうね。

「いえいえ、そうでもありません。実は、若手漫画家の頃に設立した自分の事務所に著作権の管理を任せており、私自身は20歳代からずっと給料制なんです。熱海のマンションは事務所の退職金などを使って買いました。私個人はぜいたくな生活には興味がありません。最低限、食べて行くだけで十分だと思っていますから」

（参考）2019年記事 オペラ歌手飛び立て 池田理代子さんが貯金ゼロの理由。日本経済新聞