「 三波春夫 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■三波 春夫 プロフィール

三波 春夫は、新潟県三島郡塚山村出身の浪曲師、演歌歌手。紫綬褒章受章、勲四等旭日小綬章受章、新潟県民栄誉賞受賞。自身の長編歌謡浪曲などの作詞・構成時のペンネームとして「北村 桃児」を用いた。俳号は「北桃子」。

■ 三波 春夫  経歴

（写真）三波春夫さんのデビュー曲

1923年7月19日新潟県三島郡（現・長岡市）に誕生。13歳で上京後、米屋・製麺所に住込み奉公。その後、築地魚河岸で働く16歳の折に日本浪曲学校に入学。間もなく、東京六本木にあった寄席で浪曲家として初舞台を踏む。芸名は、南篠文若。20歳で陸軍に入隊し、終戦ののち22歳から26歳までロシア・シベリアのハバロスフク、ナホトカで捕虜として抑留生活を送る。労働の間に浪曲、演劇、歌を創り演じることで仲間を慰め、多くを学んだ。

帰国後、浪曲界に復帰。1957年、三波春夫として歌謡界に「チャンチキおけさ／船方さんよ」でデビュー。和服姿の男性歌手の1番手。東京歌舞伎座・名古屋御園座・大阪歌舞伎座にて、歌手が座長の1ヶ月公演の先陣を切る。各劇場を定例月に20年連続公演で超満員に。国民的歌手と称ばれ親しまれた。代表曲は「大利根無情」 「東京五輪音頭」 「世界の国からこんにちは」 長編歌謡浪曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」 ほか。2001年4月14日逝去。

収入トピック

■ 演歌歌手の年収・収入事情

演歌歌手の平均年収は300万円から600万円(統計の取り方で大きく変わる)とピンキリですが、その他歌手の平均年収よりも100万円以上高額です。収入は不確定要素が多く、一部の大物歌手が高額なギャラ(年間数千万円～)を得ている一方で、新人や中堅歌手は安定した収入が得られていないです。

(現在でこそ演歌は下火にありますが、)過去には長者番付の上位を演歌歌手で占めていた時代もあり、ヒットした演歌歌手は、大きな収入・資産を築いているとされました。

演歌歌手の収入源は、普通の歌手の収入源と異なります。演歌歌手はコアなジャンルです。時折爆発的なHITを記録する歌手もいますが、J-POP歌手やシンガーソングライターの様に、数々のシングルをリリースして、その度オリコンにチャートインさせて、印税で稼ぐスタイルではありません。実際に多くの演歌歌手は、自身で作詞・作曲を手掛けておらず、歌唱のみを担当しています。

演歌歌手は、全国を巡業するコンサートやディナーショーなどが大きな収入源です。演歌歌手はこの収入が大きい為、歌手の中でも、平均年収が高いと言われています。ただし印税での収入が少ない分、お仕事を休止したような場合は、収入に大きく影響するようです。

【歌手の主な収入形態】

1. ヒット曲の数と人気度: ヒット曲が多く、人気があるほど、CDの売上やライブの集客が増えるため収入が増える傾向があります。
2. ライブ活動: ライブやコンサートの開催で収入を得ることが一般的です。集客力やチケットの価格、開催頻度などが影響します。
3. メディア露出: テレビやラジオなどのメディアへの出演やCMなどの仕事も収入源になります。
4. 特別イベントや講演: 特定のイベントや講演の出演料も一部の歌手にとって収入源となります。
5. レコード会社との契約条件: 契約の内容によっては、アーティストの売上から一定の割合が歌手に支払われる場合があります。
6. 特許権や著作権: 自作曲や作詞などの著作権や特許権によって、収入を得る場合があります。

■ 過去の納税額から導かれる推定年収

(写真) 戦後の歌謡界を代表する歌手

三波春夫さんは、戦後昭和の歌謡界黄金期を代表する歌手の一人です。過去の納税記録でも度々登場しています。

1960年代からすでに高額納税番付の常連でした。1970年代はやや低迷気味でランクイン圏外(20位)でしたが、1980年代に再びランクインするようになっています。ちなみに1985年は歌手部門でトップに輝いています。

この年は、東京・中野区の江古田にあったランドマーク「三波御殿」を売却した年です。歌手活動の収入だけで作った数字ではありません。

■ 三波春夫さん 現在 推定年収は？

三波春夫さんは、2001年に逝去されています。

戦後の演歌歌手として長年活躍し、多くのヒット曲を生み出したことから、成功を収めていたことは確かです。生前にも当時のメディアに出演していたことから、芸能活動による収入もあったと報道されています。しかし、具体的な数字については明確にされていません。

家トピック

■ ランドマークである、三波春夫御殿

三波春夫さんは「三波春夫御殿」と呼ばれる豪邸を所有してました。

この自宅は、三波さんが大成功を収めたことにより、非常に豪華で広大なものでした。

敷地面積が広く庭園、大きなリビングルーム、客室、シアタールームなどが備えられ、多くの関係者が訪れたと言われています。三波さんは、自宅で多くの芸能関係者や友人たちをもてなし、交流を楽しんでいたそうです。

自宅前の通りは、通称『チャンチキ（ちゃんちき）通り』。かつて道沿いに三波春夫邸があったことから付けられています。

■ 三波春夫御殿の現在

(写真) 三波春夫御殿跡地は、現在マンションに

三波春夫さんは、1985年に自宅を売却しています。この年の三波さんの年収は、前年の４倍以上に跳ね上がっています。自宅の売却で3億円程度の利益があった可能性があります。

三波さんの豪邸は歌手として売れた頃に建てたそうで、高度経済成長によって自宅の地価が高騰化したのは間違いありません。

自宅跡地は、2023年現在「ベルテ中野江古田」という分譲マンションになっています。同マンションが建設されたのは1985年。三波さんの自宅が解体直後に建設された建物で間違いありません。

車トピック

■ 三波春夫  運転免許は持っている？

三波春夫さんは、運転免許を持っていたという情報はありません。

三波さん自身が、ドライバーとしてテレビ番組などのメディアに出演することもありませんでした。

当時の人気歌手の多くは、事務所用意の移動車両を使っています。三波さんも愛車は所有していない可能性が高いです。

総資産トピック

■ 歌手三波春夫資産は？

(写真)地元 長岡市にある複数の三波春夫像

三波春夫さんの詳細な資産に関する情報は公表されていません。

2001年に急逝してますので、今後情報が出てくることもないでしょう。

戦後に活躍した歌手として、数多くのヒット曲を生み出し、その後も長く音楽活動を行い、高収入を得ていることが分かっています。

とくに全盛期の1960年、1980年代は、人気歌手がひしめく中、納税ランキングで20位以内に何度もランクインしています。

国民的歌手とよばれ、三波春夫御殿に象徴されるように大豪邸を築いたことからも、芸能界でも一握りの成功を納めたといっても過言ではありません。

生前は大きな収入があり、大きな資産を有していたと考えられます。