「 秋本治 (漫画家) 」資産データ徹底調査 -年収・収入・ギャラなど-

プロフィールトピック

■ 秋本治 さんのプロフィール

秋本 治は、東京都葛飾区亀有出身の日本の漫画家。デビュー時のペンネームは山止 たつひこ。代表作は1976年から2016年まで40年間に亘って一度も休載せず続いた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。

■ 秋本治 さんの経歴

（写真）「こち亀」生みの親である秋本 治さん

本郷高校デザイン科卒業。タツノコプロでのアニメーター経験を経て、1976年、山上たつひこの名前をもじった山止たつひこ(やまどめ たつひこ)名義で投稿した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が週刊少年ジャンプ(集英社)に掲載されデビュー。当初、同作の連載は投稿時と同名の山止たつひこで行われていたが、山上たつひこ本人からクレームを受けたため連載100話目で名義を秋本治へと変更した。

2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞、2005年には第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。また、同作は連載開始から現在まで一度も休載されずに掲載が続けられており、2007年には連載1500回を突破、単行本は160巻を超えるなど、歴史的ロングヒット作品として高い知名度を得ている。

■ 秋本治　圧倒的な仕事術

（写真）秋本治先生の圧倒的な仕事術を紹介した本

秋本治さんは、人気漫画家たちが凌ぎを削る「週刊少年ジャンプ」で40年もの間連載を続け、休載は一度もないプロの漫画家です。

秋元さんの会社「アトリエびーだま」は長年残業なしで運営されており、7人のチームで働いてるそうです。チームの効率的な仕事ぶりは驚異的であり、週刊連載をする漫画家チームとしては非常に異例です。

収入トピック

■ 漫画家の年収事情

単行本を出版している漫画家の平均年収は360万円。どこかの雑誌で連載を持っている漫画家の平均年収は500~600万円だそうです。人気週刊誌に何年も連載を持つ漫画家は数千万円~数億円の収入があります。平均的な値ですので、多くの漫画家は、ギリギリな経済状態で漫画を描いているそうです。

漫画家の収入源は、大きく3つあります。

① 原稿料

週刊誌、月刊誌に連載する際の原稿料です。大手雑誌の人気漫画家であれば1ページ2万円～3万5000円前後が多く、生活するのにも問題ないくらいの原稿料が受け取れます。週刊誌の場合、平均して1か月で150万円、年間で1800万円ほどの収入となるようです。

② 単行本コミックスの印税収入

印税は出版社や契約によっても違いますが、一般的には8％～12％ほど。500円の漫画本が売れたら、40-50円貰えるそうです。年間100万部売れた場合、4000万円~5000万円の印税収入が見込めます。売れっ子漫画家の作品は多くの読者に買われているので、その分印税も増えて収入も増えるようです。

③ 権利収入(原作使用料)

漫画作品が売れるとキャラクターのキーホルダーなどのグッズ・アニメ化やゲーム化、ドラマCDを作る企画が持ち上がります。このときに出る売上・利益の何％かは、原作者である漫画家にロイヤリティ(著作使用権)として支払われることになっています。具体的には、アニメが1話分放送されると、漫画家には10～15万円分入ってくる。ゲーム化されて1本売れると売り上げの3％が漫画家に支払われると言われています。映画化に伴う興行収入の何パーセントかは、原作者に還元されます。

■ 秋本治さんの年収

（写真）こち亀ゲームぱ～く ※2022年

「こちら葛飾区亀有公園前派出所（こち亀）」生みの親である秋本治さんの推定年収は、1億円～5億円。

「こち亀」がTVアニメ化され、放送されていた当時は、5億円前後。その他期間でも1～3億円程度であると考えられます。

2016年6月時点で累計発行部数は1億5650万部を記録。国内7番目に売れた超人気漫画作品。現在でも売上を伸ばしている為、本作から得られる印税収入額は、2023年現在では100億円にも迫る勢いです。

加えて40年間も連載され、世代を超えた人気コンテンツとだけあって、大型タイアップも次々と行われています。アニメ化、ドラマ化、ゲーム化なども成功し、原作者である秋元さんの手元にも原作利用料として、売上の一部が還元されているでしょう。

■ （参考）税額に基づいた推定年収

秋本治さんは、1986年～1997年に高額納税者リストにランクインしています。当時の推定年収は、0.95億円～3.7億円です。

1976年から連載を開始した代表作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は週刊少年ジャンプの人気作品として40年間にも渡って連載されました。

1996年にはTVアニメの放送が開始し、2009年にはTVドラマ化されています。一般的には新たな読者層が増えることで印税収入が増え、原作利用が進むために収入が急増する漫画家さんが多いです。

※ 秋本さんは1990年代に「アトリエびーだま」を設立。プロダクション化（法人化）していたため、納税額から推定収入を追うことは困難となりました。法人として自身に支払う役員報酬の額を調整することで納税額を調整することが可能なためです。

■（参考）漫画印税ランキング

漫画印税 データ
	漫画名 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」 発行部数：1億5650万部	7位 👑 推定 印税額 78.0億円

※ 発行部数に基づいた漫画印税ランキングにて、秋本治先生の作品はランクインしています。

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総資産トピック

■ 秋本治　資産

（写真）40年間で単行本200巻を出版

秋本 治さんの資産額は不明です。人気気漫画家たちは、年間数億円もの収入があり、数十億円規模で資産を築くケースもありますが、秋本さんも間違いなくそのクラスでしょう。

自身の代表作である「こち亀」は「週刊少年ジャンプ」で40年間連載され続けた伝説の作品です。

年間1億円～5億円もの収入があると推測されていて、連載が終わった現在に至るまで、40年以上はその状態が続いているでしょう。

また秋元さんの漫画作成メンバーは7人と少数で、効率的に運営されていることでも評されています。

総収入に関しては、累計100億円にもせまる単行本の印税収入、広範囲にわたる原作使用料などが得られているでしょう。

資産額に関しては、数十億円規模になると考えられます。